江西料理(贛菜Gàn cài)は山の幸がふんだんに使われ、しっかりした醤油味に赤青唐辛子で舌がしびれる辛さをプラス。
自家製米酒(日本の甘酒の甘さをちょっぴり控えめにしたような)で干杯干杯しながらいただいた、初めての山羊肉もやみつきの美味しさだったなぁ。。。

800年分時計の針をもどしたような、渼陂Měi bēiという古村。
重そうな木製の門扉が開いていて、真っ暗な部屋の中におかっぱ頭のおばあちゃんが何をするでもなく座っていた。


8年間暮らした上海を離れ今はシドニーに暮らすお友達から、上海へ行きますよと連絡が入った。
今日は彼女が選んでくれたお店“古意”にて9ヶ月ぶりの再会。
江西省の西隣り、湖南省料理のお店です。

四川の麻辣に対し湖南の酸辣。経験上湖南菜の方が格段に辛い!(飲み込んだ2、3分後、顔から滝汗が吹き出し、以後お箸が出せない程度。^^:)
古意は、辛さは残しつつも外国人でも箸が出せる程度にアレンジされた湖南料理でホッ=3^^:
リトルガールのお土産に、パンダ・東方明珠塔・沪(上海の略称)・I♥SHなど「上海」が詰まったひと瓶♪




スモーガスボードな夜??(ガンガン明るいけれどもね…^^:)
サーモンは流石本場。生にスモークにマリネにオーブン焼きにと多種多様に。

魚料理はほかにニシン・鱈・鯖など。

お肉はトナカイやヘラジカなどジビエ部門より。加えて羊など。

オレンジ色のソースの上にあるのは、鱈のすり身から作られるフィスケカーケfiskekake♩
ハンペンのようで美味。

サーモン同様甘海老も大人気。
生ではなく、穫れたてを船上で海水を使って茹で急速冷凍したもの。

その絶妙な塩味があまりに美味しく、最終日まで毎夜食べ続け、ノルウェーの甘海老100尾は征服したわね。。。




この夜はようやく!日の入りを見届けることができました(笑)
21時頃のガイランゲル。
波の音も鳥の声もなく夜は静けさにのみこまれてゆく…




リレハンメルでは朝っぱらからレバーパテ♪ (しかしクネッケブロートはオスロの宿のような極薄タイプの方がお好み!)

食後はお宿の敷地をちい散歩。

多分サウナ♨(picoriはほんとうに苦手ですっ…ーー:)


さぁ、荷造りを済ませ可愛いリレハンメルの街を出発し、小さな村ガイランゲルへ向かいましょう。
移動距離の長いこの日は、車中5〜6時間。
世界一のくねくね道 トロルスティーゲン(妖精トロルのハシゴ)を通過します。






牧草ロール=トロールのトイレットペーパー笑

ここらでお昼休憩を。

ホワイトアスパラのクリームスープ 很好喝♥

2人前かっ!な大盤振る舞い。誰もが食べきれずお残しとなったサモン料理=3

午前の牧場の風景から一転、午後は岩肌の山をのぼるのぼる。




Yeah〜♫ ついにガイランゲル村が見えてきた! 今夜はこの村に泊めていただきます^^




宿に到着=3




眼前に広がるフィヨルド(夫撮影) めずらしくよく撮れています。この写真とても好き!

今宵はノルウェーに入り初めてのスモーガスボードのディナー。
はて、本場のバイキング料理はどんな風!?

ヴァイキング船の航海に思いを馳せながら、私たちの車はふたたびオスロ中心地へ。

海好きヨット狂い夫が、“ほれ撮れほれ撮れ”と横でうるさいので。。。笑

しかし私のキャメラ、起動遅すぎ…シャッターチャンスのがしすぎ…
picoriがあまりにのがすため、夫が取り上げシャッターを切るものの…“遅いな、これ…”??
でしょ!? そろそろ替え時でない〜?

首都オスロ自体がオスロフィヨルドにあるので、市街地すぐ脇にマリーナがあります。
夕方まで仕事をして一旦帰宅→短パン デッキシューズに身繕いしたら、船上で夕飯♪ なんてことが毎夜叶っちゃう。なにしろ夜が長いので✨
さすが『世界で最もしあわせな国』3本の指に入るだけあります♨♨♨(英国シンクタンク Legatum Institute調べ)



オスロ市庁舎へ入ってみましょう。

ノルウェー最後のヴァイキング王ハーラルによって開かれたオスロ。
市創立900年を記念して現在の建物が建てられたそうです。


エントランスホール。四方の壁画が圧巻!

この広間は、毎年12月ノーベル平和賞授賞式の式典会場となります。(平和賞以外はスウェーデン ストックホルム コンサートホールが会場)


バラク・オバマの授賞式(2009)写真も飾られていました。
市庁舎前広場のカフェは太陽を楽しむ人だらけ(サングラス必携!)。

水を買うため入ったセブンイレブンは、カフェコーナーがやけに充実。

さぁ、今夜の宿 リレハンメルへ移動開始。所要約1時間半というところ。
車窓1

オスロを抜けて20分も走ると、こんな牧歌的な風景が広がります。
車窓2

北海道のような風景がつづき。。
車窓3

可愛い町並みの奥の山中央、スキージャンプ台(1994年冬季オリンピック)が見えてきました!

オップラン県リレハンメル。細長いミョーサ湖の北端にたたずむ小さな可愛い街。



ちょっと夏の軽井沢みたいじゃない?

小さなバイキング ビッケ 60歳の頃?笑
とあるレストランの前の看板。

リアル笑ヘラジカハンバーガー(美味しいのかっ!?)
そうそう、話は逸れますが、ノルウェーは日本同様捕鯨国のひとつなのです。漁業文化が日本ととても似ているそう。
ヘラジカは食べず、私たちはこんなカフェレストランで豚と野菜とワインで夕食。


とは言え何しろ明るいので、夕飯という感じがしないのよね。19時で光の感じが15時頃のよう..。
そして今宵のお宿に到着。
やはりこちらのお部屋もコンパクト&クリーン。


見て見て♪ 窓からの風景!

リレハンメルの街ってほんと可愛い!!
いったい何時まで明るいのかしら、とこの日こそ調査するつもりが案の定バタンキュ〜zzZ〜
翌日はリレハンメルからいよいよガイランゲルフィヨルドへ!


以前タイ料理プライベイトレッスンで習ったプーパッポンカリー(蟹のカレー炒め)を、お手軽な海老に替えてのクンパッポンカレー。

海老・セロリー・トマト玉葱を炒め、カレーパウダー・クミン・チリパウダー・オイスターソース・醤油などで味をととのえ、卵でとじる。簡単^^
先日アテンドした食器市場を回って思い出した。
ハンバーグだのスイカジュースだのに立ててやれぃ!と、パラソルを買ってあったのだった。

夏の終わり、MarimekkoにZARA HOMEまでオープンした上海。。。



フログネル公園から南西方向のビグドゥイへ移動し、ヴァイキング船博物館Vikingskipshusetへ。
入り口を入るや否や!
800年代に約50年間使用された女王様の船 オーセバルク号(全長21m、幅5m)

女王様の遺体、緻密な装飾を施したそりやベッドの柱、美しいタペストリーなどお宝とともに埋葬され、1904年に発掘。


船首と船尾は美しい渦巻き流線形、念入りな彫刻の魅力的なこと!






発掘されたものの朽ちすぎて修復不能、そのまま展示されているテューネ号。

船とともに発見された副葬品のひとつ、竜頭は船の守り神。




ヴァイキング船博物館Vikingskipshuset
光の取りこみがあまりに素敵で、小規模ながら大海原を勇ましく航海する海賊船を想像するには十分すぎる空間♪


いつもチャーミングな魅力をふりまく老板(オーナー)が、キンキンに冷やした梨3つを私たちに手渡してくれたの!
真っ白い糸を刺していたので家に持ち帰らせていただこうと思ったら、“とにかく今よ、今食べて!”と。(笑)
昨日はカメラを忘れてしまい、老板のお庭で穫れたその梨の写真ではないのだけれど、あんまり美味しくってパパにも食べさせてあげようと、↙これは帰りに水果店(果物やさん)で探して買いもとめたもの。

香梨 xiānglí
ラ・フランスをキュッと小ぶりにしたようなキュートなルックス。
ところが一口かじってみると…
洋梨や豊水などのような柔らかさはなく、しっかりシャッキリとした果肉。
そして甘さが何とも上品で洗練されていて。。。♨♨♨
ん!? この味、懐かしい!
梨の市場があれよあれよと豊水・幸水に乗っ取られ、私の大好物 二十世紀はどこへ消えたの><と母に捜索指令を出した子供の頃がよみがえった。
同年代のS嬢(嘘です! picoriの方がねーさんっす! この辺のお年頃、1、2、3歳、更に言えば早生まれか遅生まれかまではっきりさせておかねばね〜爆 レッスン第一日目♪ 欢迎光临〜^^/)と、まさにあの懐かしの二十世紀の味だと発見したときの騒ぎっぷりww!
老板のお相伴にあずからなければ、これから先も知らなかったであろう香梨のステキな美味しさ♥ ごちそうさまでした^^/
さて、昨日のレッスンはいよいよ中級の最後。


カラー糸の部分は難しい手法ではないのですが。。。
何と言ってもアウトラインの白糸!
一方の糸を窓から垂らし、もう一方の糸の端には割り箸状のひねり棒。
その中央に重しを吊るし、割り箸状棒をひたすらねじること15分,20分=3
中央の重しを外し、窓からの糸と合わせて1本の太い凧糸状の糸を作り上げます!
(返す返すカメラを忘れてしまった事後悔ーー: なんとも面白楽しい光景だったのに。。。)
“家で残りを刺すためにアウトライン用の糸が足りないけど。。。?”
“その作業を家でやるのよ。ひねってひねって〜!”
どっひゃ〜!?
苗族刺繍の道、いと険し!!
“わかりました。。。毎天毎天(毎日毎日)捻捻捻いたします……” 爆 注:捻(ひねるの意)
今回で中級は終了。
そのまま上級へ進みたいところですが!
前回 中級-3の刺し方がどうしても理解できないお馬鹿さんな私。
お友達に通訳していただいて、次回もう一度教えていただけることになりました。

東欧の刺繍にも似たものがありそうな可愛い1輪の花♪
どうしても仕上げたいので、次回特別レッスンこそ習得するぞ〜!!
追記覚え書き:
香梨=新疆ウイグル 庫尓勒Kù ěr lēi の名産。香りが非常に良く大変ジューシー、皮ごと食べられる♪

深夜のオスロ着陸。ホテルに着いたのは、たしか深夜1時過ぎ。。。zzz??

ウェルカムお菓子(有料)のカゴには、出た〜サルミアッキ!

サルミアッキって、日本の戦後の肝油(picoriは未体験ですよ〜笑)などのように、もしかして日照時間の極端に短い北欧の人々のためのサプリメントのような効用でもあるのでしょうか。
そうでなくてそれほどまずいお菓子って一体?^^:
ご存知の方、どうぞおしえてくださいね♪
面白いのが、ホテルのベッド。
こちらのホテルに限らず、ノルウェーで宿泊したどのホテルも同様。北欧の人々は身長の高い人が多いのに、何しろベッドが小さい!!
(もちろんベッドの広いタイプの部屋もあるのでしょうが、スタンダードタイプの部屋のベッドのお話)
長さは十分だけれど幅は70〜80㎝程度というところ。
質素にシンプルに、でも清潔でとても快適♪
これはレストランでもホテルでも空港でも感じたことでした。
朝食はどのホテルでも同じようなビュッフェスタイルで、木の実のジャムや、朝からサーモンやニシン、数種類のクネッケブロート♥やチーズ・ヨーグルト等が並びます。


厚さ2ミリのこのクネッケがお気に入りに!


この日は、お昼(@中華レストラン^^)をはさんでオスロ市内を回り、夕方には宿泊地リレハメルへ移動の予定。

フログネル公園Frognerparkenは、ノルウェーの彫刻家 グスタフ・ヴィラーゲン(1869-1943)の彫像作品が600点以上あることから、ヴィラーゲン公園とも呼ばれるそう。
オスロ中心地から少し離れた北西部に位置します。


正門からつづく橋の両側に、胎児から骸骨まで、人間の“生”の過程で起きるさまざまな状況をあらわしたブロンズ像が650体並びます。




橋の先には巨大皿を持ち上げる男たち…^^:


現在工事中で、水があがるとこのようになるそうです。ブロッコリの下の男ともども。やはりよーわからん。。。

この門の向こうはモノリットの台地。

公園のシンボルタワー、モノリッッテン(1枚の石)。
高さ17m! 121体の老若男女がからまってへばりついています。

どこからか集まり、いきなり賛美歌調に歌いだした学生達。(歌声はお見事!)

拍手喝采のなか3曲ほど一気に歌い上げ、その後“今晩7時に●●でショーをするので来てね〜”と宣伝のチラシを配っていきましたw
その先、公園の端には、日時計と『いのちの環』

この公園の一貫したテーマ、生命のはじまりから終焉を表すそう。

でも実際のところ、作者グスタフ・ヴィラーゲン自身はどの作品にも一切の解説を残していないため、本当に何を表したかったのかは不明なのです。

他の先進国に混じり日本語バージョンがあるのか、どうしても探してしまいます(笑)


次に回ったのは。。。

楽しみだったVikingskipshuset ヴァイキング船博物館! つづく^^/

