Sugo di Fave そら豆のパスタソース
2013年 03月 24日
四川料理に欠かすことの出来ない豆板醤(唐辛子味噌)の原材料 蚕豆。
中国では、形から蚕豆といいますが、可愛らしい呼び名ですね。
ここ上海でも春食材の代表格!
上海に暮らそうがその頃日本にいたとしても、そら豆シーズンにつくるのは、
・そら豆を使った掻き揚げ(上海なら海老と玉葱と一緒に。日本なら桜海老で)
・そら豆系おつまみ(固めで引き上げる塩茹で。麺つゆでさっと煮たり。)
・SUGO DI FAVE♪
前日まで初夏かと勘違いする気温だったのに、いきなり真冬にもどった昨日。
ご近所だからとあまくみて薄着で出かけたら、夕方一気に風邪気味に!
掻き揚げ用に、とお出掛け帰りに市場でもとめたそら豆だったけれど、簡単にできるパスタに変更することに。
うひひちゃんのところで日本はすでにそら豆シーズンなんだ♪と知り、早速私も上海の野菜市場に飛びこんだ。
市場のなかでも“ここ”って決めているお店があって、そこは蚕豆も毛豆(枝豆)もすぐに使えるよう、鞘から取り出しザル山盛りで並べてくれている♪
これは15,6年前、イタリア人からおそわったレシピー SUGO DI FAVE.
Sugoは“たれ”と訳されるように、とろりとした、パスタに絡まりやすいソースです。
〈2人用〉
・Fave=蚕豆=そら豆…不要部分を除き皮は残し、きれいに洗う
・玉葱…1/2ヶ 粗みじん
・ベーコンorパンチェッタ…80g 1㎝角切り
・ブイヨン…薄味に200ccのお湯で溶いておく
・塩・黒胡椒 適量
・パスタ(ロングでもショートでも)
・オリーブオイル 適量
・バター
風邪気味にささっと作れるくらいだからとても簡単。
パスタを茹でる間に…
1.フライパンを弱火で温め、オイルで玉葱をしんなり炒める
2.1にそら豆・ベーコンを加え、ベーコンの表面が少し色づく程度に炒めたら
3.ひたひたの量のスープを加え、中火にして蓋をする。
4.沸騰したら弱火にし、ソースの量を気をつけながら10分程度煮詰めていく。(パスタに絡まるソースがのこる程度まで。)
5.固めに茹であげたパスタにバターを絡めソースと和えたら、さぁ召し上がれ♪ 黒胡椒と唐辛子フレークをたっぷり散らして。
★煮詰まりすぎたら、パスタのゆで汁を加えて調整
★ベーコンもパンチェッタもなかったため、昨夜はご近所デリの自家製ハムで代用。(よって玉葱もみじんでなく薄切りにカットしました)
決して洗練されたイタリアンではいないけれど、ホッとひと息つけるような、いかにも“おうちの”パスタソース♪