2011年クリスマスの夜
2011年 12月 26日
イブの夜のためにスペイン料理のお店を予約。
遊び要素の多いel willyよりもオーソドックスなスペイン料理を求めて。
英語はあまり話せない、という電話の相手は一体何人だったのか、中国語、ちょっぴり英語、1/3スパニッシュを織りまぜられての会話だったので、席は果たして確保できているのか不安でした。
こういうのが人種の坩堝、というのか各国から人が集まる上海らしいところだと思う。
日付と時間さえ確認できていればまぁきっと大丈夫。
7時あたりを狙っていたけれど8時でないと席はとれないという。
6時スタートのお店。第1陣満席と聞けば期待がつのり、2陣目でも8時でも可以可以、と出掛けました。
結果、玉砕ーー;(席は予約できていました)
私達はこの晩スペイン料理が食べたかった。
聖誕節(クリスマス)のコースメニューはフレンチもどきなイタリアンもどきな。
スペインの風は一陣どころか一抹も感じられないものでした。
それで翌25日夜はおうちスパニッシュでリベンジ。
かねてから探していたパエリャパン。
先日ふらりと立ち寄ったお店で出会ってしまった。
残り1つ。少し小さいようにも思うけれど、26センチは2人3人なら丁度いい。
パルマ産ハムを買い、自由が丘の酒屋さんから上海へ持ち込んだ小豆島のグリーンオリーブ(Yさん、小梅みたいにカリカリっと爽やかで美味しかったわ!)、クレソンのポタージュでメリークリスマス。
海老の殻とムール貝のエキス香るパエリャに、バルコニーで凍えていたレモンをキュキュっと絞って。
娘と離れてのクリスマスはやはり少し寂しい。
メールしても返事も来やしない。男の子のようにあっさりさっぱりーー;
でもお正月にはやってくる彼女のために、きっと好きだと思う可愛らしいものを主人と選びました。
2011年のクリスマスは。
時間を戻すことなど無論誰にも、返してほしいものを二度と取り戻すことのできない人がいる。
そのことを決して忘れない、と深く思う日でもありました。