鼎泰豊の玉子炒飯をさらにおいしく
2011年 05月 08日
日本にいた頃は中華料理の分類って“北京・広東・四川・上海”と何かで読んだ知識で曖昧に覚えていて、それが上海へ来てからどうやらこれは日本での中華料理の分類だということがわかったのです。
街でも“湖南” “福建”などの看板が見られます。
諸説あるようですが、一般的に中国では中国料理を八大名菜と8つに分けているようです。
山東…宮廷料理、北京料理のルーツ。時間をかけて煮込んで作る白湯を使う。北京ダック、水餃子・饅頭などの小麦粉もの。
江蘇…上海料理(上海蟹、小龍包など)はこれに属する。ビジュアル重視で素材の味を生かす。黒酢を使った餡かけなど。
浙江…杭州料理が有名。茶葉を使った料理もある。香りがよく淡白な味つけ。淡水魚の蒸し焼きなど。
安徽…川魚、スッポン、茸を多く使う。油を多用し、見た目、味ともにこってり濃厚。
福建…新鮮な海産物を使う。同じ南方系の広東と似ているが広東よりも味わいは素朴。日本人の舌にも合う。
広東…食材が豊富。鮑・フカヒレ・燕の巣など高級食材も使う。華僑によって世界に広められ、日本でいわゆる家庭中華料理とされるもの(酢豚など)は広東料理が多い。
湖南…花椒は使わないが四川以上の辛さ! 燻製や保存食も多い。
四川…花椒の痺れ(麻)と唐辛子の辛さ(辣)が特徴。麻婆豆腐、干焼蝦仁(海老のチリソース煮)など。
上品な味つけの上海料理を出すという“1221”、少数民族のスパイシーな雲南料理の“南蛮子”、いま上海で辛さがブームという湖南料理の“古意”、カボチャ・ジャガ芋・トウモロコシなど東北地方の野菜の煮込みが名物“東北人”など、各地料理を食べ比べしてみたいのですが、毎日お昼が中華料理という主人と娘は「週末の中華は勘弁!」らしいんです^^;
そんな二人も鼎泰豊ディンタイフォンだけは別。
サービスが気持ちよく、何を選んでも必ず美味しい♪、それにお財布にもやさしいので^^
もしも上海へ遊びに来られる方がいらしたら、日本にもあるから…と思わずにぜひ鼎泰豊へ行ってみてくださいね。
まずは、たくさん種類のある青菜やアスパラやインゲンなど、緑のものからいただくことが多いです。空心菜の炒めもおすすめです。
小龍包も具材の種類がたくさんありますが(たしかキャビア入りなんんかも…)、我が家は浮気せずにいつも豚と蟹味噌入りの2種類を。
辛い酸辣湯、やさしい透明のスープ、どちらも美味しい。
油炸排骨(揚げた豚スペアリブ)はほんのりと八角と胡椒が香って絶品です。
こちらも必ずオーダーするプリプリ海老の水餃子に甘辛いソースがかけられたお料理。
麺か炒飯か迷うところですが、鼎泰豊のふわふわパラパラな炒飯が私は大好き。
いちばんシンプルな玉子炒飯、とてもとてもあっさりと上品なので…
お行儀が悪いのですが、↑の海老水餃子の甘辛ソースをたらりとのせると天にも昇る美味しさになるのを発見してしまいました><
タピオカのココナッツミルクは季節によってフルーツが変わります。
最近伺った時にはマンゴーと苺がふんだんに浮かんでいました^^
家の近くで中国料理のお教室が見つかるかも。
少し古い情報なので今も健在かしら? 今週、場所の確認がてら訪ねてみようと思っています。